こんにちは。まゆこです。
うちの子、もっぱら受験生です。
目下、目標の高校が、まぁまぁの難関高なので一生懸命勉強してますが・・・部活に勉強に、ほぼ休みなし、みたいな毎日。シンプルに感心しますが・・
個人的には、そこまで遠くに行かなくても、通いやすい、ご近所のほどほどの高校でよくない?と思ったりもしてます。
(流石に本人を前にしては言えませんが・・・というか、多分ウルトラCみたいなことでも起こらない限り難しい&学校まで遠いっていうのは思ってる以上にハードだよ・・と言う事もあり)
というか、一生懸命どうにかこうにか入れたとて、おそらく苦労するのは目に見えてます。
とはいえ、まだ受験まで半年近くあるので、受験の時に、どの程度余裕があるのか次第では、個人的には近所のそこそこな高校を勧めるつもりです。
そんな話をしてると、旦那と「自分の時はどうだったか」という話も最近よくするんですよね。
旦那は戦略家なので、どうにか入れる難しい高校よりは、簡単に入れる高校に入って推薦を狙って国公立大学に行くことを選択したそう。
それを聞いて「へぇ!頭いいな!なるほどー、そういう選び方もあるのか」と素直に感心しました。
おかげで周りはバ○ばっかりだったそうですが、その中でも環境に惑わされることなく淡々と上位を維持し続け、公立大学に推薦で入ったそう。
誘惑の多い高校生活でも惑わされることなく、流されることなく勉強し続けたのは、さすがだなぁと。簡単なようで、簡単じゃないだろうなと思います。
私はというと、
親がすごく厳しかったので、進学校に通わないなんて、もはや人じゃないくらいの空気感の中で育ちました。
ぶっちゃけ家を追い出されるんじゃないかなって言うような雰囲気。
国公立大学に行かないなんて人間以下、ぐらいの雰囲気。口に出して言われた訳ではないけれど、なんとなく言葉の節々で感じるというか。
なので勉強はできて当たり前。学年1位とかではなかったですが、学年10位〜20位以内には入ってたと思います。
高校は、もう少し難しいところにもおそらく入れたと思いますが、スラムダンクの流川さながらに「家から近い、そこそこの進学校」を選択。
「え、だって電車ってめんどくね?」みたいな感じ。
なので高校受験で苦労した経験は全くないんですよね^^;
どちらかといえば大学受験の方が、やっぱり大変でした。
友達に誘われ、中2くらいから電車で塾に通うようになったんですが、高校はいって程なくして、途中から最難関クラスに割り当てられ・・・周りは医学部を目指すような人ばっかり。
本当にそこまで来ると、変な人の方が多く・・・笑。まぁでも他校の人と触れ合えて楽しかったですけどね。
でも、テキストが一気に難しくなったので、あまりの宿題の難しさに半泣きになったり。
高2か高3の夏休みには、勉強合宿と称して、全国から集まって宿泊施設に籠りきりで、朝から昼から夜まで勉強づけ。1週間くらい泊まってた気がします。
学校では、旧帝大を目指していた友達と図書館で勉強したりしてました。
大変といっても、なんだかんだ、私は勉強は嫌いではなかったように思います。
わからないことが分かるようになるのは楽しくて、
以前はどう頭を捻っても分からなかった数学の問題が解けるようになったことも、
天才的な意訳を閃いて「まじ私って天才じゃね?」と自分を誇らしく思ったことも、
友達と励まし合いながら教え合った日々も。
勉強してる時間は嫌いではなかったけれど、ぶっちゃけ学校は好きじゃなかったし、学校という独特で閉鎖的な空間が苦手で、とにかく自由になりたかった。
親元から離れて一人暮らしがしたかったし、とにかく家から出られる大学を探してました。
最終的に私立は、立命館には合格して、関西学院には落ちたのかな、確か。
国立大学は、前期日程では某国立大学を受験しました。
センターではC判定。50%、超微妙。
今思えば、超微妙な大学でも受験させてくれた親には感謝しかないです。
もし子供が50%の大学を受けると言ったら、心置きなく「いいよ」と言えるかどうか・・・今思えば、よく信じてくれたよなぁと思う。
(が、受験当日があまりにも寒すぎて&山の上すぎて、「あ、こんな寒い山の上なんか、私ムリ。まじ無理。」と受験会場に向かうまでに心が折れまくったので、当然の如く落ちた・・・笑)
そこから後期日程の受験に向けて面接対策(後期日程では別の大学を受験しました)
担任の先生から、面接の回答を丸暗記するよう紙を渡されw、ドアの開け方から閉め方まで、みっちり教えてもらい。
あとで先生に聞いたら「そこの大学は心配してなかったから落ちたと聞いた時は、どうしたもんかと頭を抱えた」そうです。
今思えば、親も頭を抱えてたでしょうね。もう気が気じゃなかったと思います(私は意外と呑気でしたが・・・笑)
そんなこんなで後期日程の受験日。
その日は快晴でしたが、帰りは泣きながら帰ることに・・・
呑気といっても、後期日程で合格できるのは、ほんの数人。会場に着くと、受験人数は10人以上。
二人に一人くらいは落ちる確率です。
みんな頭よく見える。センターの点数も加味されるので、より点数が高い人の方が有利です。なんとなくフワフワした気持ちのまま待っていると・・・
「○◯さん」と名前を呼ばれ、頭の中で「ドアをノックして、どうぞと言われたら開けて、失礼しますと一礼して・・・後ろ手でドアを閉めて・・・」と練習したことを思い出しながら回答を頭の中で反芻します。
(でも面接官の先生方は、そんなことお構いなしに「はいはい、いいよいいよ座って」って感じだったのは今でも覚えてます笑。あの練習何やったんとw)
そして、いざ面接が開始。
・・・・めっちゃ怖そう。めっちゃ怖そうなコワモテの先生がおる。(あ、でもイケメンの先生もおる、でも冷徹そう)
そんなことを思いながら、志望動機など、通り一辺倒なことを聞かれ、回答通りに答えます。
が、やっぱり全部が全部想定通りに進むはずはなく。
何を聞かれた分かりませんが、「いや、そんなこと練習してねぇよ」というようなことを聞かれ、答えに窮してしまい、先生方に笑われ・・・
顔から火が出るほど恥ずかしく、あぁ笑われた、終わった、落ちた。。。
心は一気に真っ暗。親からは国立大学がいいなぁ、みたいな空気を感じていたので、あぁ終わった、もうダメだ・・・お母さん、お父さん、ごめん。
どうやって会場を出たのかは覚えてないけれど、どんよりした気持ちのまま、先生に電話をかけ・・・
その時まで涙を一生懸命堪えてたので、先生の明るい声を聞いた途端、ボロボロ涙が出てきて
「先生・・・私、たぶん落ちました。。想定してたみたいに答えれなくて、面接官の人たちに笑われて・・・」
「え?なに?そんなこと?全然いいじゃないか!笑われるの、すっごい良いよ!絶対印象に残ったはず!オッケーオッケー!」
とあっけらかんとした先生の声に「え?いいの?良かったの?」とキョトンとしてしまい・・・笑。
その後、母親にも電話したら「笑われただけなんて全然良いわよ〜!」とあっけらかんとしてて(母は元々そんなアホなってぐらい楽観的)
「あ、そう?そうなのか?」と思いながら帰宅。
「笑われてOKとか、そんなことあるか?あんなん、とりあえず慰めるために適当なこと言ってるだけじゃね?」と半信半疑のまま、
そこはかとなく予備校を探したり、立命館に想いを馳せてみたり・・笑。
旧帝大を目指していた友達は前期で合格していたので、仲のいい友達周りでは私だけが残ってたのも、なんとなく居心地が悪いまま数日後。
結果・・・合格してました!!
「え、笑われても本当に別になんてことないじゃん!」と本当にビックリして。
(後から聞くと、合格した人たちの中では、私が一番センターの点数が低く、
そして先生方に聞くと「丸暗記してるのバレバレだし、なんかね、面白かったから」というだけの理由で合格したそうです笑)
そんな大学受験の思い出でした。もう20年以上前のことです。
今になって思うのは、学歴はあって損することはないし凡人こそ学歴が身を助けてくれるな、ということ。
ある程度は名のある大学だったので、「ここに入るのに相応の苦労はしたのだろう(コツコツ頑張ったのだろう)」と勝手に認識してくれるので、就職に関しても大手企業に入りやすくもあったし。
何か特別に秀でたもの、特別にやりたいことがない限り、学歴はあって損することはないし、だからと言って絶対必要というものでもないだろうな、と思ってます。
長々と書いてしまいましたが。。。とにかく子供には後悔のないように過ごしてもらいたいなぁと思います。



コメント