忘れられない思い出。

♡私のこと♡

こんにちは、まゆこです。

1ヶ月前に書いた自己紹介の記事に書きましたが、体の相性がすごく良かった人のこと書こうと思います。

たぶん、セックスって気持ちいいんだ、と初めて思った相手です。

 

正直ちょっと悲しい思い出なので、書くのも躊躇しましたし、悩みました。

この記事を書き上げたはいいものの公開していいのか、このまま胸の内に秘めておけばいいのではと思ったりもしました。

今思い返しても、私はずるくて卑怯者だったなと思うので、そんな一面を見られたら嫌われちゃうんじゃないか・・

ただ自分の卑怯さを美化してるだけじゃないか。

そんなことも考えながら、グルグルぐるぐる1ヶ月以上放置してました。

 

でも私にとって、その人と過ごした時間は、すごく大事な時間で、大事な人だったので、いつまでも忘れていたくないのも事実です。

正直、その辺の元カレ以上に思い出深いです。

少し長くなるかもですが、読んでもらえたら嬉しいです。

 

出会い

その人とは大学のサークルの先輩後輩でした。

先輩といっても、本来は卒業してるような年齢だったんですけどね。

留年してて何回かサークルに遊びに来てました。

多分、最初はそんなに仲良くなかったと思います。

この人しょっちゅう来てるけど暇なんかって思ってたかもしれない笑。

サークルに遊びに来ては指導とかしてたと思います(うろ覚え)

 

その人は。

一言で言うと、本当に芸術家。芸術家肌というか、もはや芸術家だった。

きっと、もっと家庭が裕福だったら音大とか行ってたんだろうな、って思うくらい。

誰よりも音楽に対して真摯で真面目な人だった。

私はKing Gnuの常田さんが好きだけど、その人に通ずるものがあるなぁと今になってみれば思います。

そんなに話すのが好きじゃないというか、あまりペラペラ話すようなタイプじゃない、という点も常田さんと一緒w

言ってしまえば音楽にだけ傾倒してしまった人。

背が高くて細くて、手が長くて指も綺麗な人だった。

当時は男の人として、どうこう思ったことはなく、

ただ音楽に対する姿勢に対しては、すごく尊敬してました。

 

仲良くなるまで

急激に仲良くなったのは大学4年生の時でした。

当時、なぜか急に突然スランプになって。

なぜか、ある日、突然。思ってたように音が出ない。

「すごく上手くなったね〜」と言われるようになった3年の時、これからだと思っていたのに

急に沼に落ちたような気分だった。

どうしたら、何をやったら、何をやっても、元に戻らない。

できない自分に腹が立ちながら何度も泣いて・・・

サークルに行くことすら、嫌になりかけていた。

そんな時でした。

 

今でも覚えてる。サークルの大机に、何人かと、その先輩が座っていた。

名前をSさんと仮定します。

「Sさん助けてくださいよ〜何をやっても全然ダメで」

半分は冗談で、半分は本気で、まさに縋り付くような思いで声をかけた。

「どうしたん。いいよ〜俺で良かったら」

そこから二人で何度も何度も会うようになりました。

 

二人きりの特訓

そこから二人きりで練習がない時に部室を借りて、Sさんの猛特訓が始まった。

何やら本も持っていたので、どうしたらいいか模索してくれてたんだろう。

「できた!」「やっぱりできない」「もう1回」「ちょっと惜しい」「いや違う」そんなことの繰り返し。

自分ができなさすぎて泣いたこともある。

今思っても本当にめんどくさかったと思う。何も泣くほどのことじゃなかろうと、今の私だったら思う。

そんな事もあったので、ある日からSさんはチョコレートを持ってきてくれるようになった笑。(餌付け?)

「とりあえず、チョコでも食べて、元気だし。大丈夫、絶対大丈夫だから」

本当に、あの人は根気強く向き合ってくれた。

おそらく、こんなに向き合ってくれた人はいなかっただろう。

誰よりも、Sさんといる時間が心地よかった。

 

部屋に行く

それから、いつの頃からか、Sさんの家にも行くようになった。

家にワインがあるから一緒に飲む?とか、そんな経緯だったと思う。

Sさんはワインが好きで、特にイタリアワインが好きだった。

フランスワインのことは「あんなのフランスっていうブランドだけで大した事ない」とか酷評してたっけ。

(おかげで今でもフランスワインは大した事ないんじゃないかと思っている)

狭い部屋で、こたつの中で、ワインを開けて一緒に飲んで。

サークルの話を、どうだこうだ話してた。

 

体を重ねるのは、至極自然な流れだった。

元々こうなる前から「綺麗な指だなぁ」「大きな手だなぁ」「この手はどんな風に触るのだろう」と、うすらぼんやり考えてたんだから。

その人の性格どおり、穏やかな真摯な優しいセックスだった。

その人のものが入ってきた瞬間、私の欠けた部分が合致したような感覚だった。

あんな風に感じたことは後にも先にも数回しかない。

自分自身、何かが欠けている人間だと思っていたけれど、

いつかどこかで欠けてしまった何かが満たされた気がした。

 

何度も何度も

それから何度も何度も、特訓の後は必ず部屋に行くようになった。

部室でしたことは流石にないけれど、人目を忍んでキスとかはしてた。

それでも、付き合うとか、そんな話は出てこなかった。

私も付き合いたい訳ではなかったし、ただただ、この快適な時間が続けばいいと思っていた。

付き合ってしまったら、いつか別れが来るだろう。

別れるくらいならば、こんな風に名前のない関係が、一番ちょうどよくて、一番都合がいい。

そんな風に思っていた。

別れて一番遠い他人になることを恐れてたし、ただただ、できるだけ長く一緒にいたかった。

 

今でも覚えてるのは、Sさんは肋骨が1本少ないらしく、胸の辺りが窪んでいた。

そこに頭を埋めて「わぁ、すっぽり入るね。いいね、丁度いいね」そんな風に笑いながら、無邪気に体を重ねる日々だった。

狭い部屋の真ん中にあるコタツの中で、サラサラの髪の毛を撫でながら。

終わった後は抱き合いながら、たわいもない話をする。

私はとても幸せだった。

 

告白

それから、しばらくした頃。

「本当は、まゆこのことがずっと好きだったんだ」と告白される。

 

知らなかったといえば嘘になる。

私は、Sさんの好意に気づいてたと思う。本当はずっと分かってた。

周りから見ても明らかだったらしい。

でも知らないふりをずっとしていた、最低でズルい女だと思う。

気づいたら、終わりが始まってしまう、と思っていたからだ。

私は、ただこの関係が、終わらないことを願っていた。

「なんでそんなこと言うんだろう」とすら思った。

側から見たら卑怯なのは分かっていたけれど、

考えさせてほしい、と言いながら、私は逃げた。

付き合いたくはないけれど、このままでいたいだけだったのに、相手はそれを望んでいなかった。

望んでいないということが白日の元に晒された以上は、この関係が続くはずもなく。

留年してるというのは、どうなんだと思っていたし、音楽の面に関しては尊敬していたけれど

体の相性もすごく良かったのだけど。

いっそ、好きだなんて言ってくれなかったら良かったのに、とすら思っていた。

 

別れ

そんなことがあってからは、流石に会う事もなく、特訓することもなくなっていた。

いつの間にかスランプからは抜けて、また以前のように音楽を楽しめるようになってた。

真摯に向き合ってくれたこと、何度も励ましてくれたこと、本当にSさんには感謝しかなくて。

 

大学卒業時に「おめでとう」「ありがとう」という話をしたっきりで会ってないけれど

社会人になってからも、何度かSさんのことを思い出していた。

「いつかまた会いたいなぁ。またワインとか一緒に飲めたらいいな」と思っていた数年後のことだった。

 

突然の訃報

人づてにSさんが亡くなったと聞いた。事故だったらしい。

地方誌か何かに載っていたらしく、そこには指揮をするSさんの姿があった。

Sさんが亡くなって1周忌だったかな。

Sさんのために演奏する団員の姿があり「Sさんはすごく優しくて音楽の知識も豊富な人だった」と語られていた。

 

あぁ、知ってる。

変わらないなぁ、Sさん、変わってないなぁ、と思いながら一人で泣いた。

普通死ぬか?とも思ったけど、もしかしたら神様が気に入ってしまったのかもしれないなぁ、とも思った。

あっちの世界でも元気に音楽をやってるだろうか、あの人は。

久々にそんなことを思った。

 

亡くなった人は、生きてる人の心の中でしか生きられないという。

だから、私はこうやって今でも忘れないようにしてるのだと思う。

 

・・どう締め括ったらいいか分からなくなってきたので、この辺で終わりにします笑。

まぁ生きてると色んな苦い思い出も色々あるよね、というお話でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙏また気がむくままに色々書いていきます。

コメント

  1. Masaya より:

    まゆこ様

    はじめまして、まゆこさんの明るい人柄に惹かれているファンです。いつもXやmyfansで拝見しています。
    このブログを執筆しているときのまゆこさんの気持ちを想像しました。多分、私がいつも元気を貰っている明るいまゆこさんとは違っているのだろうなって思って、ちょっと切なくなりました。
    私にも忘れられない人がいて、時々たまらない気持ちになります。そんなとき、Mr.childrenの「忘れ得ぬ人」という曲を聞いて気持ちを落ち着かせています。
    King Gnuの曲も素敵だけど、「忘れ得ぬ人」もいつか聞いてみてください。少しでもまゆこさんの気持ちが安らぐこと繋がれば嬉しいです。これからも応援しています。

    • yome より:

      これ書きながら、思い出して少し泣いたりしてたので、やっぱりまだ覚えてるんですよね〜。忘れ得ぬ人ですね、聞いてみます。ありがとうございます😊